2009/11/15

Tracチケット一括取り込み

ウォータフォールな現場の開発中期や、アジャイルな現場でのストーリー抽出後に
一括してチケットを登録したい場合がある。
当然Tracにはこうした要望を叶えるインターフェースがある。
以下、チケットのインポート処理の流れ。
  1. インポートメニューから取り込み画面へ遷移する


  2. 対応しているチケット情報を必要なだけコピーする


  3. コピーした情報をExcelに各種フィールドカラムとしてヘッダに貼り付ける。
    次レコード以降は、チケット内容となる。
    又、取り込み画面の説明に従って「ticket」フィールドを追加する。


  4. 記入後、適当な場所に保存し、取り込み画面でプレビュー表示する


    下記の通り、未記入の項目は初期値で補完される。
    尚、日付型としてExcelフィールドを定義して開始/終了予定日を
    記入しても化ける。
    これらは「文字列」として記入しなければならない。
    又、Billableフィールドは「ON」等とする。


  5. プレビュー内容で問題なければ取り込み実施する。
    実施後は、取り込み結果が表示される。


  6. 取り込んだチケットを実際に確認する。
    報告者は取り込み時に指定しなかった場合は、取り込み実施者が割り当てられている。


2009/11/14

Tracで簡易WBS(2)

ややあって、より可視化したWBSを作りたくなった。
希望機能は、
  • 進捗と実績差の妥当性の把握
  • チケットの遅延の把握
を踏まえ、改造する。


改造されたファイル群

UbuntuでGWT

Google App EngineがJavaを対応して暫くたったのを期に、
私的アプリを構築したいと思う。
まずは第一歩として、開発環境構築する。
希望開発環境は、
  • Ubuntu内で動くこと
  • どうせならGWTを使いたい
  • Javaなら、やっぱりEclipseでしょ?
そんな訳で、とりあえず現状環境(amd64)で構築する。
※以下、旧GAE pluginを利用する場合。現在は、amd64でも利用できる!
色々試したものの、結局Google謹製プラグインが64bitだと対応してなかった...orz

方針転換して、
  • x86で開発する
  • とはいえ、VirtualBoxやKVMといった仮想環境は面倒
ということで、「chroot」で構築する。
「chroot」、「debootstrap」をインストールする。
後は、
debootstrap --arch i386 karmic karmic_i386 http://ubuntutym.u-toyama.ac.jp/ubuntu/

等と実行して基礎を作る。
本来であれば、次に親環境の設定を色々とコピーするべきところは割愛。
chrootし、
/etc/apt/source.lst
に「multiverse」、「universe」、「restricted」以下を加え、
  apt-get update & apt-get install eclipse
等と実行する。
...が、ca-certificates-javaがライブラリを解決出来ず失敗(>_<)
面倒だが、ld.so.conf末尾にパスを追加し、
  dpkg --confgiure -a
を実施して完了させる。

やっとEclipseがインストール出来たので、早速起動!
甘かった...procがマウントされていないと起動できないと吐かれてストールした。
申し付けに従って、テキトーにマウントするように設定するとめでたく走った(^-^)

必要なプラグインをインストールし、
Google App Engine for Javaを使ってみよう!を参考に、
サンプルプロジェクトを走らせてみる。
と、又も引っかかった。
どうやら、libstdc++5が必要とのこと。
ln -s libstdc++.so.6 libstdc++.so.5
等と浅はかにするもダメだったので、インストールすることにした。
しかし、karmicではサポート外?らしく、Jauntyから持って来てインストールした。
ここまでやって、何とか開発環境が整った。

2009/11/12

MSBuild (1)

Trac経由によるHudsonの利用を目指して、
まずはビルド環境の基礎となるMSBuildに取り組む。
MSBuild自体は、dotNetが入っている環境であれば大体インストール済み。
但し、参照パスが通っていない為、適宜設定しなければならない。
一般的なパスは、
 %windir%\Microsoft.NET
以下の任意バージョン各個となる。
執筆時点では、v3.5が妥当?


参照パス設定後、簡単なプロジェクトで試す。
尚、本来は細かな設定をXML記述で表現すべきところは割愛する。
まず、slnファイル配置ディレクトリに移動する。
複数プロジェクトが別々のディレクトリであっても、
slnファイルがそれらを纏めてくれている。
この為、簡単なビルドであれば「msbuild」と実行するだけでOK。






C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI>msbuild
Microsoft (R) Build Engine Version 3.5.30729.1
[Microsoft .NET Framework, Version 2.0.50727.3053]
Copyright (C) Microsoft Corporation 2007. All rights reserved.

2009/11/12 15:54:45 にビルドを開始しました。
ノード 0 上のプロジェクト "C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\TDDTestGUI.sln" (既定のター
ゲット)。
  ソリューション構成 "Debug|Any CPU" をビルドしています。
プロジェクト "C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\TDDTestGUI.sln" (1) は、ノード 0 上に "C:
\TDDTestGUI\
TDDTestGUI\TDDTestGUI.vbproj" (2) をビルドしています (既定のターゲット)。
  Processing 0 EDMX files.
  Finished processing 0 EDMX files.
CoreResGen:
  リソース ファイル "My Project\Resources.resx" を "obj\Debug\TDDTestGUI.Resourc
es.resou
  rces" に処理しています。
CopyFilesToOutputDirectory:
  "obj\Debug\TDDTestGUI.exe" から "bin\Debug\TDDTestGUI.exe" へファイルをコピー
しています。
  TDDTestGUI -> C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\bin\Debug\TDDTestGUI.exe
  "obj\Debug\TDDTestGUI.pdb" から "bin\Debug\TDDTestGUI.pdb" へファイルをコピー
しています。
  "obj\Debug\TDDTestGUI.xml" から "bin\Debug\TDDTestGUI.xml" へファイルをコピー
しています。
プロジェクト "C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\TDDTestGUI.vbproj" (既定のターゲット) の
ビルドが完了しました。

プロジェクト "C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\TDDTestGUI.sln" (1) は、ノード 0 上に "C:
\TDDTestGUI\
TestProject\TestProject.vbproj" (3) をビルドしています (既定のターゲット)。
  Processing 0 EDMX files.
  Finished processing 0 EDMX files.
_CopyFilesMarkedCopyLocal:
  "..\..\..\..\..\..\..\Program Files\TestDriven.NET 2.0\NUnit\2.5\net-2.0\fram
  ework\nunit.framework.dll" から "bin\Debug\nunit.framework.dll" へファイルをコ
ピーしています。
  "C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\bin\Debug\TDDTestGUI.exe" から "bin\Debug\TDDTestGUI
.
  exe" へファイルをコピーしています。
  "..\..\..\..\..\..\..\Program Files\TestDriven.NET 2.0\NUnit\2.5\net-2.0\fram
  ework\nunit.framework.xml" から "bin\Debug\nunit.framework.xml" へファイルをコ
ピーしています。
  "C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\bin\Debug\TDDTestGUI.pdb" から "bin\Debug\TDDTestGUI
.
  pdb" へファイルをコピーしています。
  "C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\bin\Debug\TDDTestGUI.xml" から "bin\Debug\TDDTestGUI
.
  xml" へファイルをコピーしています。
CopyFilesToOutputDirectory:
  "obj\Debug\TestProject.dll" から "bin\Debug\TestProject.dll" へファイルをコピ
ーしています。
  TestProject -> C:\TDDTestGUI\TestProject\bin\Debug\TestProject.dll
  "obj\Debug\TestProject.pdb" から "bin\Debug\TestProject.pdb" へファイルをコピ
ーしています。
プロジェクト "C:\TDDTestGUI\TestProject\TestProject.vbproj" (既定のターゲット)
のビルドが完了しました。

プロジェクト "C:\TDDTestGUI\TDDTestGUI\TDDTestGUI.sln" (既定のターゲット) のビル
ドが完了しました。


ビルドに成功しました。
    0 警告
    0 エラー

経過時間 00:00:00.89

※1. ビルドモードがデフォルトで「Debug」である為、「Release」にしたい場合は、
   msbuild /p:Configuration=Release
とプロパティを追加しなければならない。

※2. 出力方法などの指定は、
   msbuild /t:Clean;Build
とターゲットを追加しなければならない。
上記のように複数オプション指定する場合は、「;」で区切る。